ミースの建築は面白い!建築家ミース「ニューナショナルギャラリー」の物語 ベルリン/ドイツ

皆さんは「ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe)」という建築家をご存じでしょうか。
彼の名前を1度は聞いた事があるかもしれません。何を隠そう、建築界の3大巨匠であり世界的に最も有名な建築家の一人です。

ミースさんの建築、本当に大好きなんだよね…

ミースさんと言えば、「ニューナショナルギャラリー」や「ファンズワース邸」が有名だよね。

そう!ドイツやアメリカに建築作品が多いね!。
今回は、巨匠ミースの集大成である「ニューナショナルギャラリー」を中心に、彼の凄さについて紹介するよ!これを知っていれば、建築が100倍楽しめる!
ぜひ最後までお付き合いください!
この記事を読めば、これがわかる!
- ミースの建築は面白い!ミースの建築って何が凄いの?
- ミースの集大成「ニューナショナルギャラリー」について。
- 建築見学がもっと面白くなる!建築家「ミース」という人間について。
1.建築家「ミース」とは。
ミースとはどんな人?

“ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe、1886年3月27日 – 1969年8月17日)は、20世紀のモダニズム建築を代表する、ドイツ出身の建築家。ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトと共に、近代建築の三大巨匠、あるいは、ヴァルター・グロピウスを加えて、四大巨匠とみなされる。”(Wikipediaより引用)

今から、約60年くらい前の建築家なんだね!

世界三大巨匠のうちの一人として有名だよ。
ラグビー界で言うと、ジョナロムー・リッチーマコウ・ソニービルウィリアムズ。(勝手に好きな選手言ってます)
かっこよかったなぁ…

…すごいよ、ってことね。笑
ミースは「Less is More.(より少ない事は、より豊かなことだ)」という言葉を遺しました。この言葉の通り、彼の建築の特徴は「シンプルで美しい。」これに尽きると思います。
無駄をそぎ落とし、ガラスや鉄などの現代的な(当時は新時代の)材料を駆使し、ミニマルなデザインで現代建築の基礎を作り上げました。この思想が、現代の建築に大きな影響を与えています。

今街を歩けば、おしゃれなオフィスビルや高級ホテルのガラスばりの建物であふれているよね。
根底にはミースさんの思想が影響しているんだね。
2.ミースの「ニューナショナルギャラリー」について
ニューナショナルギャラリーとは

ニューナショナルギャラリーはミースが設計を行った、ドイツ・ベルリンにある、ガラスの箱に大きな屋根が乗ったシンプルな外観の美術館です。
約65m四方・1,200トンの巨大な鉄でできた屋根が、わずか8本の柱で支えられ宙に浮いているように見えます。
屋根と柱の間に隙間を設けることで軽やかさを演出。梁のでないフラットなデザインはミースの「Less is more」を象徴し、開放感を最大限に引き出しています。シンプルながらも高度な技術が詰まった屋根こそが、ニューナショナルギャラリーの最大の見どころです。










ミースはこのプロジェクトを手がけたとき、すでに80歳を超えていました。彼はこの建物が自分の最後の作品になることを強く意識していたといわれています。

人生最後の作品として臨んだ建築。建築の細部から迫力を感じる。
また、ニューナショナルギャラリーは、最新技術を取り入れた大規模改修が行われました。この改修工事は、2015-2021年の6年の歳月をかけて、元々の外観を保ちつつ、空調や照明、バリアフリー対応、美術品管理の向上が施されました。
歴史的価値を守りながら、現代で求められる機能を両立させた改修は、建築の魅力を未来へとつなげています。
3.まとめ
ニューナショナルギャラリーは、モダニズム建築の傑作といえます。
ガラスの箱のようなデザインと、空間の開放感と軽やかさを極限まで追求しており、建築そのものがアートとして成立するこの美術館です。ミースの「Less is more」の哲学が体現されたこの建築を、ぜひみなさんも実際に体験してみてください!
