ケルン大聖堂を一級建築士が解説!これを知れば観光が100倍楽しめる!

1.ケルン大聖堂の詳細情報
- 場所:Domkloster 4, 50667 Köln, ドイツ
- 最寄り駅:ケルン中央駅(Cologne Central Station)※駅前です。
- 開館時間(観光客が訪問可能な時間):【平日・土曜】10時-17時 礼拝後-20時 【日曜・祝日】13時-16時 礼拝後-20時
開館時間等は変更になる場合がありますので、詳細については公式HPをご確認ください!

2.ケルン大聖堂とは?

ケルン大聖堂(Kölner Dom)は、ドイツ・ケルンにある世界最大級のゴシック様式の大聖堂であり、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
1248年に建設が始まり、完成まで600年以上の歳月を要しました。高さ157メートルの双塔や、美しいステンドグラス、精巧な彫刻が特徴で、ヨーロッパのキリスト教建築の象徴的存在です。歴史と芸術が融合したこの大聖堂は、訪れる人々を圧倒する美しさとスケールを誇ります。

現代でも修復を繰り返しながら存在しているんだ。
800年近い時を経て、人から人へ受け継がれていく建築。なんかすごくロマンチックだね。
3.まるでおとぎ話の世界!荘厳なゴシック様式


ゴシック建築ってなんだっけ??

ゴシック建築は、西洋建築のスタイルの1つだよ!
古い順からロマネスク様式・ゴシック様式・ルネサンス様式・バロック様式などなど、様々な建築様式があるんだ。(詳しくはまた別の記事で説明するね!)
ケルン大聖堂は、世界最大級のゴシック建築であり、その特徴は細部まで緻密に装飾された尖塔や巨大なステンドグラスにあります。
ゴシック建築には、次のような特徴があります。
- 垂直性の強調:天へと伸びるようなデザインは、神への憧れを象徴している。
- 尖頭アーチ:強度を保ちつつ、より高く開放的な空間を実現。
- リブ・ヴォールト(肋骨型の天井構造):建物を軽量化しながら強度を増す工夫。
- フライング・バットレス(飛び梁):外壁を支えることで大きな窓を可能にし、明るい内部空間を実現
4.600年の時を刻むドラマチックな歴史

この大聖堂の建設が始まったのは1248年。
しかし、16世紀に資金不足のために工事が中断され、未完成のまま数百年もの間、街の景色の一部となっていました。19世紀になりようやく工事が再開され、1880年に現在の姿となりました。
この600年の間、戦争や政治の変遷を乗り越えながらも、大聖堂はその姿を守り続けてきました。第二次世界大戦ではケルンの街が大規模に破壊されたにもかかわらず、大聖堂は奇跡的に倒壊を免れています。
5.現代アートとの共存


大聖堂の内部に足を踏み入れると、光が色とりどりのステンドグラスを通して差し込み、幻想的な雰囲気を作り出している。特に、21世紀に設置されたゲルハルト・リヒター作の現代的なステンドグラスは、伝統と革新が融合した魅力的な作品だ。
5.ミサに参加してみる。

観光客であっても、ミサに参加することが可能です!
ミサの時間に合わせていけば参加することができます。心が洗われる素敵な時間。ぜひ現地で体感してみてください。
ちなみにミサの時間については、公式HPを確認する事が確実です!

6.まとめ
ケルン大聖堂は、その壮大な建築美だけでなく、600年の歴史が刻まれたロマンあふれる場所だ。建築に詳しくなくても、そのスケール感と美しさに心を奪われること間違いなし。ドイツを訪れるなら、ぜひ一度足を運んでみてください!
PS.ランチはここがおすすめ!



ケルン大聖堂近くの「Brauhaus FRÜH am Dom」でランチを頂きました!ゆでたソーセージとフライドポテト。シンプルだけど本当に美味しかったです。
店内はカジュアルな雰囲気で、1人旅でも入りやすい!店に入ったら自由に座ってOKでした。おすすめなので、ぜひ行ってみてください!