死ぬまでに一度は見たい、曲面ガラスの芸術!エルプフィルハーモニー!ドイツ/ハンブルグ
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今回は、ドイツ・ハンブルグにある、エルプフィルハーモニーを紹介します。
エルプフィルハーモニー(Elbphilharmonie)はエルベ川沿いにそびえる、まさに芸術建築です。歴史ある倉庫を劇場にリノベーションした建築で、ガラスの波が輝くようなデザイン。昼は太陽光にきらめき、夜は幻想的にライトアップされます。
建築ファンはもちろん、様々な方に1度は訪れていただきたい建築です。
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この記事を読めばこれがわかる!
- エルプフィルハーモニーとは?
- 行く前に読んでほしい!エルプフィルハーモニー観光が100倍楽しくなる5つのこと。
- エルプフィルハーモニーはドイツ観光におすすめ?
エルプフィルハーモニー(Elbphilharmonie)とは?
- 所在地:ドイツ・ハンブルク(ハーフェンシティ地区、エルベ川沿い)
- 開業日:2017年1月11日
- 建築設計:ヘルツォーク&ド・ムーロン(Herzog & de Meuron)
- 高さ:110メートル(ハンブルクで最も高い建築物のひとつ)
- 構造:下部-赤レンガ造りの旧カカオ倉庫(Kaispeicher A)を保存・再利用 上部-ガラスファサードによる近未来的な新築部分(波をイメージしたデザイン)
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この建築って、結局何がすごいんだっけ??
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すごいポイントはたくさんあるんだけど、1つあげるとすれば「建築への考え方」だね!
「古い倉庫を何かに再利用したい」時に、「音楽ホールにして、ハンブルグを芸術都市にしてしまおう!」という大胆な発想。ブラームスやビートルズなどの有名な音楽家にゆかりのある街として、最高の選択…!
普通、また倉庫として使うか、良くて事務所として貸し出すとかが定石だと思います。「音楽ホールにしちゃおう!」の発想が面白すぎる…
あとは、「レンガ」で作られた古い倉庫の上に、新時代の象徴である「ガラス」の箱を乗っけたデザインを採用したことです。しかもガラスは「二重曲面ガラス」という、最先端技術を採用して、より新時代という印象を強めています。正直完成写真をみた時、少しやりすぎでは?って思ったけど、今やハンブルグのランドマークとなっています。
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確かに斬新な建築って最初は批判されるって、有名な話だよね。エッフェル塔も最初は酷評されていたみたいだし…
行く前に読んでほしい!知れば観光が100倍楽しくなる!5つのこと。
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おすすめなのはわかったよ!
実際に行ってみようと思うけど、どんな建築なのか詳しく教えて!
1.倉庫から音楽ホールへ。コンバージョンの代表建築。
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エルベ川を中心に発展を遂げた港町ハンブルグ。船で運ばれてきたカカオや紅茶を保管するための倉庫として1966年に建設され、約30年間使用されてきました。
このエルプフィルハーモニーは、ハンブルグという街の発展に大きく貢献した「倉庫」を保存しながら、「音楽ホール」に用途を変えて、現代まで愛される建物に生まれ変わりました。
建物の下側が1966年当時から保存されている「倉庫のレンガ」、上側のガラス部分が2017年に作られた新しい部分です。厳密にいえば、倉庫の外壁部分が保存されています!
ちなみに、船から荷物を積み下ろしするためのクレーンも、きちんと保存されています。当時は船がここに停泊して、このクレーンで荷物を降ろして…、当時の状況を妄想しながら見るのがたまらなく好きです。
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…笑
コンバージョン建築(英: Conversion Architecture)は、建築手法の一種であり、既存建物の用途を変更し、全面改装を施して新しい建物へ再生させる方法。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2.まるでガラスの波!インパクト◎のデザイン
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エルプフィルハーモニーと言えば、この特徴的な曲面と曲線のデザイン。1100枚の曲面ガラスカーテンウォールがとても印象的です。
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この建物には曲面ガラスが数多くあるから麻痺してしまうけど、ガラスを曲げるってすごい技術なんだよ…めちゃ高いし…
この曲面ガラス、すごいのが換気効率がとても良い事。通常建物に吹く風は、建物の周りをなぞるように流れます。この特性を利用して曲面部分に換気窓を設置、開けるととても効率よく換気が可能です。たくさんの人が出入りする建物だから、こういった工夫はとても大切。
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デザインだけじゃなくて、機能も考えられているんだね。
集合体恐怖症の私には、少し怖いデザインだと思っていたけど、機能的なら少し納得。
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デザインの感じ方は人それぞれ!みんなで感想を言い合うのも楽しみ方の一つだよね!
3.コンサートが無いときでも楽しめる「天空の広場」
コンサートが無い日でも、1階のチケット売り場で無料(2025年2月現在)のチケットを貰って、8階の展望プラザまで行くことができます!
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この8階にはレストランやカフェ・ショップもあるので、観光に疲れたら、休憩がてら立ち寄ってみて!
4.日本人が設計に関わったコンサートホール!
実は、ここの音楽ホールは、日本人音響デザイナーの豊田泰久さんが担当しています。ガラスの箱に包まれるように計画された音楽ホールは、周囲の騒音(船や地下鉄・車等)の影響が懸念されていました。
そこで豊田さんは、音楽ホールと建築躯体を「ばね」をつかって独立させることで、音楽ホールに外部からの音が伝わることはもちろん、音楽ホール内部の音も外に漏れないように、音の伝搬を防ぐ設計しました。
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日本からはるか遠い場所で日本人が活躍している…勝手に誇らしい気持ちになるね。
5.超超超予算オーバーを乗り越えて完成…
エルプフィルハーモニー(Elbphilharmonie)は、その壮大なデザインと革新的な建築技術で世界中から注目を集めましたが、同時に大幅な予算オーバーと度重なる工期遅延でも話題になりました。
2001年の計画段階では、約7700万ユーロ(約100億円)と見積もられていましたが、最終的な総工費はなんと約8億6,600万ユーロ(約1,200億円)にまで膨れ上がります。
当初予算の約11倍…
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やっぱり、曲げガラスや最新の音響設備には相応のお金が必要なのね…
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そうだね…
加えて、多くの設計変更や仕様の追加が原因でプロジェクト自体が止まったこともあったみたい。これも費用が膨らんだ要因の一つだね。
当初の完成予想は2010年でしたが、遅れる事約7年、2017年に無事開業を迎えました。完成から10年近い現代でも多くの人が訪れる一大観光スポットになっています。
まとめ
エルプフィルハーモニーは、歴史と最先端技術が融合するハンブルグの芸術拠点!その迫力あるデザインや、展望を楽しめるおすすめスポットです!
ぜひこの記事を参考に、建築をもっと楽しんでもらえたら嬉しいです。皆さんもドイツ旅行を計画する際は、ぜひ候補に入れてみてください!
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ちなみに…お昼はハンブルグ中央駅(Hamburg Central Station)前のドイツ料理屋さんで魚料理を頂きました!ハンブルグは、港町なので魚料理が有名!とてもおいしかったので、ぜひ参考に!!
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